私の仕事場の日常をつづった“極私的”メールマガジン。
個人事業のDTP業者の生態に興味をお持ちの方は、暇つぶしにご覧ください。
2005年

06月  散らかった部屋/求ム来客!/“痛い”整体/マンガの話
10月  つくばエキスプレス開業/ノートPC選び/ネット掲示板で…


月ウメtop1999年2000年2001年2002年2004年
2005年6月21日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
フリーのDTP業者、うめざわが発行する極私的メールマガジンです。
梅雨です。靴がジメジメ、雨カッパはじっとり、コピー用紙はしけって
プリントすればカールしまくり、という困った季節。
カラッと暑い夏が来るのを心待ちにする毎日です。


◆独身男の一人暮らしよりもひどいかも
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 前号発行が昨年10月。もう8か月が経ちました。早いものですね。
 この間、当仕事場は、すごい状態になっていました。

 年末近い11月から、印刷業界恒例の年末進行で忙しい思いをし、お正月休みが明けたあとは、年度末までに納品する仕事が始まりました。
 例年ならば、3月半ばで一段落するのですが、今年はイレギュラーな仕事がやってきて、4月も気持ちに余裕がありません。時間が空いても気力がなく、けっきょく何もしないでダラダラ過ごしてしまいます。
 そんなこんなで5月の連休も過ぎたころ、ぽっかりと数日のヒマができました。さて改めて部屋を見回してみると……。

 作業用のテーブルの上は、雑誌と書類が山積みに。しかもうっすらとほこりが積もっています。弁当を食べるときには、手前の紙を向こうに積んで、わずかなスペースを作ります。そのスペースも、翌日までにはなくなって、弁当を食べるときにはまた…の繰り返し。文房具のたぐいも、すべて紙の山の中。
 何脚かおいてあるイスも、校正紙の束の置き場と化している。腰掛けられるのは、いま座っているこのイスだけ。
 フローリングの床は、砂ぼこりでザラザラ。この部屋ではどういうわけか、テラス窓を少し開けておかないと、FMに雑音が入るのです。真冬の間も数センチ開けていたので寒い寒い。しかもほこりが入ってくる。なのに掃除をサボっていたら、床はうっすらと茶色くなっていました。加えて、畳むのが面倒でそのまま放り投げていた、封筒や紙袋が山になってます。
 台所には、2月に買ったウィンドウズPCの段ボールが、開けっ放しのままおいてあります。流しの周りは空き缶やインスタントコーヒーの空きビンが、資源回収の日にうまく出せずにたまっている。
 いやはや、とても人様にお見せできるさまではありませんです。

 いくら何でもこれはひどい、ひどすぎる。そこで発憤。丸々1日かけて、何か月ぶりに大掃除。書類を整理し、掃除機をかけ、床をフローリングワイパーで拭いて、テーブルや本棚をぞうきんで拭いて。ついでに機械も拭いてやって。
 そしてすっかり片づいたテーブルの、なんと広いことよ。ざらつかない床の、なんと気持ちのいいことよ。
 なんだか広々とした仕事場で、コーヒーを飲みながらくつろいだのでした。

 その大掃除から1か月。テーブルの上には再び山が築かれ、座れるイスも徐々に減ってきています。いかんいかん、また掃除をしなくては、と思いつつ、この文章を書きながら、現実逃避をしています。


◆求ム来客!
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 それにしても、これほどまでに部屋を汚くしてしまうのはなぜ故か。
 ひとえにぼくが無精だから、なのですが、もう一つ、来客がないのも大きな理由となっています。
 こちらに来てから1年ちょっとの間に、身内以外で仕事場に上がったお客さんは、リース会社の営業マンを含めても、せいぜい片手の指の数程度。細君にしても数えるほどしか来ていません(2歳の息子をしばしば連れて来られても困りますが…)。
 ともあれ、慣れない土地で知人もいない。地元のお客さんもいまだナシ。いきおい訪れる人もナシ。誰も来ないから、緊張感もナシ。おれ一人だからまあいいや、と油断しっぱなし。ゴミ箱に投げた紙くずが外れて床に転がっても、「まあいいや」でそのまんま。
 てなわけで、環境悪化が急速に進んでいくのです。

 こんな事態を打開するには、人に来てもらうのが一番です。
 まずはみなさん、気軽に遊びに来てください。ご連絡をいただけば、必ずやきちんと掃除しておきますんで。


ここらで
=======> HP更新情報 <=======
★本づくりハウス http://www.irukanet.com/honzukuri/
 04年12月:
  「月刊ウメザワ」に04年10月号を追加。
  「リンク集」に「アトリエ猫池」を追加。

★ウメズハウス http://www.irukanet.com/ume/
 04年12月:
  「望日記」に「満2歳3か月」を追加。
 05年03月:
  「文章いろいろ」に「誰もが運転したいわけじゃない」
  「クルマ中心社会で思うこと」「クルマのない日常」を追加。
 05年06月:
  「文章いろいろ」の「クルマ中心社会で思うこと」に短文を追加。

★その他
 自家用車を所有しない人たち(計6人)が考える、クルマを使わない
 子育ての利点をまとめて、「クルマ社会を問い直す会」HP
 (http://www.ne.jp/asahi/z/z/tnk/)に近々提供する予定です。
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◆“痛い”整体でリフレッシュ
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 以前はアルバイトくんが月に数日やってきて、忙しい作業を手伝ってくれました。彼は今も外注作業者として協力してくれていますが、就職をしたので頼める量は限られます。いきおい、自分でやらなきゃいけない作業が増える。という次第で、繁忙期には長時間労働が常となっています。
 背中の張り、肩の凝りもひどくなり、画面を眺めるのが苦痛なことも。そんなときはマッサージ屋に行きます。だいたい2カ月に1、2回のペースです。

 先月あたりは、背中の鈍痛があまりにひどくなりました。いつものマッサージ屋で揉む程度ではだめだろうと、整体院に行ってみました。
 そこで久しぶりに“痛い”マッサージを受けました。なんともひどい目に遭いましたが、おかげでだいぶよくなり、翌週また行ってひどい目に遭って、鈍痛は解消。すっかりラクになりました。以来、マッサージには行かずに済んでいます。
 
 ぼちぼち四十の声が聞こえる年齢。無理を重ねちゃいけないとは、わかっているんですけどね。


◆息抜きにしてはちと多すぎ?
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 みなさんは仕事中に、どんな気分転換をしていますか?
 ぼくは用賀にいたころは、よく買い物をかねて散歩をしました。商店街にいっては、文房具屋で事務用品を買い、本屋を冷やかし、コンビニで立ち読みをしたりしてました。v  こちらにきてからは、近所にあまり店がないので、買い物は自転車で目的の店に一直線。お散歩をしても刺激が少なく、徐々に外に出なくなりました。
 で、いつの間にやら、マンガを読むようになりました。

 もともとマンガは好きで、一人暮らしをしてたころは週刊誌も買っていました。その後何となく間が空いていましたが、たしか2年くらい前、うっかりコンビニで『ブラックジャック』(手塚治虫)の再編集版を買ったところからマンガ熱が再燃。ほどなく文庫版のBJを全巻揃えちゃいました。
 以来、『ギャラリーフェイク』をはじめとした細野不二彦作品を中心に、『雲取り暫平』(さいとう・たかを)、『人間交差点』『黄昏流星群』(弘兼憲史)、『高橋留美子劇場』(高橋留美子)、『ショート・プログラム』(あだち充)、『平成版釣りキチ三平』(矢口高雄)、『Dr.コトー診療所』(山田貴敏)、『弁護士のくず』(井浦秀夫)などなど、どんどん増えてしまいました。ちなみに、近くのコンビニで300円で売っている再編集版か、これまた近くの古本屋にあったものがほとんどです。

 マンガに詳しい方ならおわかりのとおり、最近のマンガ家の最近の作品は少ないです。若い頃によく見ていたマンガ家の、懐かしさ漂う作品ばかり。なんかもう、懐古趣味に陥っているオッサンですね。
 それはともかく、いつの間にやら集まったマンガ本が数十冊。押入にいくつかの山が築かれました。
 ちょっと息抜きをしようと、山の中程から一冊抜こうとしたら、ああ雪崩が…。よけいな仕事が増えてしまい、トホホのホ。
 みなさん、マンガの読み過ぎにはご注意を。


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当メルマガは、発行人の知人に、要る要らないも尋ねないままお送りします。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・尋ねたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi


2005年10月14日号


仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
フリーのDTP業者、うめざわが発行する極私的メールマガジンです。
茨城県つくば市と東京とを結ぶ「つくばエキスプレス」が開通し、
都心との距離も近づいた守谷から、お届けします。


◆秋葉原直通の鉄道が開通!
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 ということでこの8月、つくばエキスプレス(以下「TX」)という新しい鉄道が開通しました。この仕事場の最寄り駅の関東鉄道常総線・守谷駅も、TXとの接続駅となりました。
 それを知っていて守谷に仕事場を借りたわけですが、いざ開通してみたら、予想以上の便利さに喜んでいます。
 先日用事で秋葉原に出かけましたが、駅から駅なら40分くらい。用賀にいたころと同じ程度の移動時間です。大手町のお客さんへも、1時間もあれば行けそうです。気持ちの上での距離も、だいぶ近づいた気がします。(お客さんのほうはどうとも思ってないでしょうが)
 そして何より、終電の時刻が延びたのが嬉しいです。以前は都内で飲んでいると、10時を過ぎると時計が気になり、10時半が「お先に失礼」タイム、11時になったらもうピンチ、でした。それが今では、秋葉原発の終電が0時15分。飲むと長っ尻になってしまうぼくにとっては、とてもありがたい時刻です。
 というわけで皆さん、飲み会に誘ってください! 相変わらず地元に知り合いがなく、飲む機会が乏しく寂しい思いをしています。そこんとこよろしく!


◆ノートパソコン選びのアドバイスに感謝
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 7月にパソコンに詳しい方々に、ノートPCの選び方についてメールでご相談しました。そのご報告を忘れていたので、この場を借りていたします。

 相談とは、「ウィンドウズのノートPCの購入を考えている。スペックは最小限で可、予算は10万円以下(数万円前後が希望)。この場合、DELL、SOTECなどをネット通販で購入するのと、秋葉原で専門店を回って探すのとでは、どちらがよいか」というものでした。
 皆さんからは、「実物を見て選んだ方がいい」「いや、交通費などを考えたら、ネット注文のほうがかなり安い」など、いろいろな意見をいただきました。メーカーごとの質問窓口の対応の差、価格比較サイトのアドレスなど、詳細なアドバイスもいただきました。
 その後調べてみたら、DELLなどネット販売がメインのメーカー製品も、秋葉原の専門店に実物が置いてあることが判明。ほしがっているのはぼくの母(60歳代)。ならば画面の具合などを、実際に見たほうがいいと判断し、開通直後のTXに乗って秋葉原まで出かけました。
 いくつかの専門店を母とはしごして、結局、ゲートウェイの8万円くらいのものを買いました。ディスプレイが15インチとやや大きめだったことと、スーパードライブ搭載だったこと(安いものだとDVD不可だったりする)が決め手でした。細かいスペックは忘れました。

 母はウシさん模様のパッケージに入った、買ったばかりのこのPCを持ち帰り、高価なおもちゃとしているようです。「もっぱらゲームで遊んでいるが、いずれはネットやメールもやりたい」とのこと。母からメールが届くのなど、いったいいつの日になることやら。
 それはともかく、皆さんからのアドバイスのおかげで、ちょっとした親孝行ができました。アドバイスに深謝です。


┌──■ 今月の小ネタ ■
│ 前号に続き、マンガの話題を。                  │
│ いま、こうの史代という人に、はまっています。『夕凪の街 桜の国』│
│ という単行本でなんたら賞をとり、一部で話題になっている人です。 │
│ ぼくは受賞作のうちの一編を、ラーメン屋にあった雑誌でたまたま見 │
│ ており、こういう絵は好きだな……と思ってました。        │
│ で、本屋で『夕凪の……』を探したけど見つからず、代わりに『長い │
│ 道』という作品を買って帰り、その晩に一気に読了(マンガでも読  │
│ 了?)。絵のタッチも、作者のユーモア感覚も、すっかり気に入りま │
│ した。即座に別の本屋で『夕凪の……』を買い求め、さらに好感度ア │
│ ップ。ほか作品も読みたくなり、探したけれど見つからず、ついには │
│ ネットショップで注文しました                  │
│ マンガ好きも、軽くヤバイ方向に進んでいる気が……。       │
                                ──┘


◆ネット掲示板での意外な“出会い”
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 毎朝、必ずチェックしているネット掲示板がいくつかあります。仕事関連と、住まいの関連、あと地元情報掲示板などです。
 仕事場についてコーヒーを飲みながら閲覧し、コメントを書き込んだりしているうちに、気づいたら2時間近くたっていることも。貴重な朝の時間帯を、こんなことに費やしているぼくは、けっこう掲示板巡りが好きだったりします。

 ところで先日、仕事仲間と飲んでいたときのことです。その人は、とあるサイトの求人コーナーで、作業者を募集することがたまにあるとのこと。
 よくよく聞けば、その掲示板は、ぼくが毎朝チェックしているものの1つです。その人はいいます。

「掲示板で質問することもあるんですよ」
「あらそう。おれもよく書き込みしているよ」
「このあいだは○○について尋ねたんです。読みました?」
「ちょっと待って。それ、×日前くらいだよね」
「そうです。これこれこういう内容でした」
「……おれ、その質問にコメント書いてるよ」
「えっ!?」

 どこの誰とも知らない人の質問に、アドバイスを書き込んでみたら、なんとその相手は、目の前にいるこの人だった、というわけです。
 お互いハンドルネーム(仮名)で書き込んでいるので、まったく気づかないまま、やりとりしてました。

 いやはや、こんな偶然ってあるんだな思うとおかしくて、しばし笑いが止まりませんでした。
 でもって、ネット社会(基本的に匿名の社会)っておもしろいなぁと、改めて思い知った次第です。


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