私の仕事場の日常をつづった“極私的”メールマガジン。
個人事業のDTP業者の生態に興味をお持ちの方は、暇つぶしにご覧ください。
2001年

01月  電子メールについてのアンケート結果報告
05月  またまたお引っ越し/カラクラが来た!
07月  この部屋は暑い/G3マックはすごいぞ
10月  「温室」その後/新コーナー“仕事場にあるモノ”
11月  フリーとなって丸3年/年末は気が重い


月ウメtop1999年2000年2002年2004年2005年
2001年1月17日号

《アンケート特集号》

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
新しい年そして新世紀がはじまり、気持ちも引き締めて、
「今年は、名実ともに月刊で行けるかな……」。まだ弱気です。
┏━━━━━━━━━━┓
┃ 読者アンケート┌─╂──────┐
┗━━━━━━━━┿━┛結果報告! │
         └────────┘
 前回「メール」の使い方やご意見を求めたところ、数名の方から回答をいた
だきました。
 それぞれの回答を読んで、「そうだよなぁ」と思ったり、「ふーん」と思っ
たりで、けっこう興味深かったです。ある人は「怒っているとき」にメールを
書くそうです。電話だと感情的になってしまうけれども、キーボードで文章を
書いているうちに冷静になることがあるとか。
 これはぼくにとっては意外な使い方です。文章にしているうちに怒りの感情
が高ぶってきて、しまいには余計な一言を付け加えて話がこじれる、というの
が、ぼくによくあるパターンでして……。
 というわけで、みなさんからのコメントを簡単にご紹介します。

Aさん(女性・30歳代)
[携帯電話からのメール]
●主人との連絡用→急な用事がある時。会議中でも携帯が受けてくれて便利。
[パソコンからのメール]
●子供サークルでの定例の連絡→子供が昼寝中とか気をつかわずにすむ。
●友達との連絡。→手紙感覚で送れるのがいいが、読んでくれてるのかどうか
返信がないと不安。頻繁にパソコン使ってない人には電話か手紙の方がいい。
●業者への依頼や通販→話し中で待つ事がない。業者のホームページから直
接、注文や見積もり、作業依頼ができる。業者と直接話した時に横柄な口調
だったことがあり、不愉快な気分にさせられたので、もっぱらメールを使用。
●怒っている時→電話だと言いたくない事まで怒りにまかせて言ってしまっ
て、傷が深くなることがある。メールだと書いてるうちに怒りがおさまる時が
ある。たまに「火に油」になる場合もあるが……。

Bさん(男性・30歳代)
[仕事でのメール]
 会社にLANが敷設されているので、四六時中リアルタイムでメールがやっ
てきます。
●よい点……メールなら短時間で処理できる/一度に多くの人に同時に送るこ
とができる(いちいち会議を招集しなくてすむ)/送信履歴が残るので、いつ
にどんな連絡をしたかという証拠?として使える。
●弊害……メールの内容もろくに読まず、じゃかじゃか転送してくる人がいる
/添付ファイルで送られると、メールの容量も大きくなるし、メールを開いた
後さらに添付ファイルを開かなくてはならないのがうっとうしい/内容によら
ず、なんでもかんでも、印刷する人がいる。紙の使用を減らすことが目的で始
めたメールなのに、これでは、逆効果。
[プライベート]
●友人との近況報告とか飲み会の連絡とかに使用。たまには、友人同士のつま
らん戯言なども送り合ってます。ちょっとした言葉の行き違いで、喧嘩になる
こともまれには…。
●彼女との連絡。私は帰宅がいつも遅く、なかなか電話できないので、今では
メールで連絡をとりあってます。(それはそれはごちそうさま←梅沢)

Cさん(女性・20歳代)
●よく一緒に映画を観に行く友人とは、メール以外ではほとんど連絡をとった
ことがありません。そのためマック故障中に、観たい映画を観そびれるところ
でした。
●私が携帯電話をもっていないから、電話はかけずらいと言われたこともあり
ます。(ほとんどいつも私が電話に出ているのに、なぜ!?)
●メールでやりとりしてるにもかかわらず、時々ハガキを送ってくれる奴がい
ます。そんなハガキが届くと、ふと我にかえり、私もペンをとってみるので
す。あとで聞いたら「かもメ〜ル、あまっちゃってさぁ〜」。彼女はもちろ
ん、郵便局員です。

Dさん(男性・30歳代)
●メールはよく使うようになりました。ただ、「メールを送っといたから(大
丈夫)」というノリは危険です。相手のことを全く考えていません。アメリカ
のように過当競争で自国内で時差があるような国では「メールを見ていないな
んて言い訳にならない」文化があるようですが、人と人とのコミュニケーショ
ンではそんな状態は尋常じゃないです。
 時々PCに頭が飲み込まれている気がするのですが、メールという顔の無い
魔物にがんじがらめになってしまうのは避けたいですね。
 宇多田ヒカルはコロンビア大学の受験にE-mailに願書を提出し、面接したよ
うですが、匿名というより匿顔ですね、これは。世の中変わってきますのお。
 便利なのは良いですが「それだけ」ってのもこまったもんです。

Eさん(男性・20歳代)
●メールは電話、FAXに続く革命的通信手段だと思います。低コスト、同時送
信、形としてしっかり残るなどは本質的なメリットだと思います。しかし、裏
を返せば、あまりにも簡単に送れてしまうために、迷惑メールも簡単に出せて
しまうということもあります。
 今後ますます発展していくことが考えられますが、それには電話、FAX並に操
作が簡単になる必要があるでしょう。


 「便利な道具だけど、頼りすぎはどうか(デメリットもある)」という認識
でだいたい一致しているようです。もっとも、電話にしろファクスにしろ、は
たまた自動車にしても、およそ人間が造り出した道具については同じことがい
えると思いますが。
 ぼくとしては、メールの普及・発展期に接しているぼくたちは、「メールの
ルール」づくりをしていかないといけないようにも思います。
 そこまで難しく考えないにしても、メールという道具の便利さをじょうずに
活かしつつ、節度をもって利用していきたいものです。

※なお、賞品の「特製ミニ絵本『いずみのほん』」は希望者2名に郵送しまし
た。「ナムコワンダーエッグ3ペア特別招待券」と「新世紀初の年賀メール」
は希望者なし……。


              =information=

           ┏━━━━━━━━┓
┌──────────┨  譲ります  ┠───────────┐
│          ┗━━━━━━━━┛           │
│◎ジュニアシート アップリカ H8年位のもの。         │
│ イスタイプ背もたれつきのかなり頑丈なもの。美品ですがホコリ │
│ はついてる。RV車、ワゴンタイプにオススメ。        │
│ とりに来られるのであれば子供菓子位であげます。       │
└───────────────────────────────┘
※読者からの提供です。お問い合わせは梅沢まで。


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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi





2001年5月22日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
「今年は、名実ともに月刊で行けるかな……」と記した前号。
それからもう4カ月です。季刊ともいえないですね、これじゃ。


●仕事場を引っ越ししました
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 住所から「用賀」の地名はなくなりましたが、最寄り駅はやはり用賀です。
駅の出口から歩いて2、3分、けっこう近いです。

 【新・仕事場住所】
   〒158-0096 世田谷区玉川台2−22−12 好月荘205
   Tel & Fax 03-5716-5262 e-mail fzh05275@nifty.ne.jp
   (電話&ファクス・メールアドレスは変更ありません)


●なぜまた引っ越し?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 昨年3月にも同様のご案内をしました。それから1年あまりでまた引っ越し
するとは、そのときは思いもしなかったものです。
 ことの発端は2月のある日のこと。不動産屋から電話がかかってきて、「お
話があるのでこれから行きたい」とのこと。“おれ、苦情がくるようなことし
たかな……”と不安な気持ちで待っていたら、不動産屋と大家さんが揃って
やってきました。
 話というのは、お察しの通り、移転してほしいとの通告でした。
 建物の1階に住まっている大家さんは、ご主人を亡くし一人暮らし。それで
娘さんご夫婦から、建て替えて一緒に住もうと言われたとか。それも、娘さん
たちの子ども(大家さんの孫)が来春小学校に入学するのに間に合うように。
つまりこの夏には着工、という急な話でした。
 こちらとしては寝耳に水、とんだとばっちりです。でもまあ、ごねて面倒に
なるのはいやだし、引っ越しに伴う費用は大家さんが持つというので、とりあ
えず同意することにしました。
 が、部屋探しをするには時期が悪すぎました。2月といえば、学生が部屋探
しをしている真っ最中。ぼくが動き始めたのは3月の上旬。希望の条件=ワン
ルームまたは1Kで駅に近くて家賃の安い部屋なんて、一通り決まったあとで
す。残っているのは、築年数がかなり経っているとか、間取りがヘンとか、そ
んな部屋ばかり。それでも「まあここなら」というところに目星をつけて、一
度は不動産屋に「よろしく」と言ったのですが、そこは建物への引き込み線の
都合でブレーカーは20アンペアまでと判明(築年数の経っている建物にはよ
くあることです)。“あがり”を目前にして“ふりだしに戻る”でした。
 けっきょくのところ、部屋探しの初期に紹介され、一度は断ったところを復
活させて決めました。それが4月下旬のことで、今度の部屋です。
 ちなみに、一度断った理由は、陽当たりが良すぎるから。和室6畳・台所2
畳・トイレ付き・風呂なしという物件なのですが、台所は東側一面が窓。6畳
も東面と南面に窓があります。はじめてその部屋に入ったときの印象は「…温
室だ」。2年前にいた、陽当たり良好クーラーなしの部屋の灼熱地獄を思い出
して気が引けた、という次第です。
 でもまあ、引っ越してきてみれば、思いのほか風が通って涼しいし、軒があ
るから日射しも思ったほどではありません。案外みっけものの物件かも。高速
道路に近いせいか、ときどきグラッと揺れるのを除けば、ですが。


●引越センターもいろいろです
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 仕事場の移転は、引っ越し屋さんにお願いしました。これまで幾度もの引っ
越しをしてきたけれど、業者に頼むのは初めてのことです。
 それにしても、プロってすごいですね。雑誌がぎっしり詰まった段ボール箱
をふたつ重ねて階段を上り下りするわ、通路の幅よりひろいパソコンラックも
どうにかして降ろしちゃうわで、感心しているうちにもう終わり。到着から
引っ越し完了まで2時間ジャストでした。移動距離も短いから、そんなもんか
もしれませんが、でも、仲間にバイト代を払って手伝ってもらったら半日はゆ
うにかかったことでしょう。
 ちなみに、依頼したのは川崎にあるY引越センター。午後フリー便といって
時間指定のないサービスを使ったら、格安(と思われる)料金で済みました。
 これまたちなみに、Y引越センターと前後して、有名なD引越センターにも
見積もりを依頼したのですが、やってきた営業マンに閉口しました。「安くす
るから、この場で決めてください」と居座って動かない。なにぶん初めてのこ
とだから、他社にも話を聞いてみたい、と言っているのに、「いくらならいい
のか」の一点張り。相場も何もわからないから即決はできない、で押し問答で
す。自分も仕事だから手ぶらでは帰れないとか、そんなことまで言い始めて、
しまいには頭にきてお引き取り願いました。そうしたら、書いたばかりの見積
書もパンフレットもしまい込み、去り際のセリフは「うちは対象にしていただ
かなくて結構です」。
 バブル経済の華やかだったころ、いわゆる体育会系みたいに押しの強さがウ
リの営業マンがよくいました。元気良く「お願いします」の一点張りで、状況
によっては土下座も辞さない。そんな感じの営業マンを久しぶりに見ました。
ヤツが帰ってからしみじみと、ノルマが厳しいんだろうな……と気の毒な気持
ちにもなりました。
 蛇足ながら、知り合い(転勤族の息子)から引っ越し屋さんについて聞いた
話をふたつ、ご参考まで。
 ・N通運はとてもていねい。(他の人も「あそこはいい」と言ってました)
 ・引っ越しのSは、確かに安いけど乱暴。


●中古パソコンショップで…
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ちょいと事情があって、マッキントッシュ本体の追加購入を考えはじめてい
ます。それである日、とりあえず値段を調べてみようと、秋葉原に行ってきま
した。追加購入といっても、ぼくの場合は中古品。既存の周辺機器の都合もあ
るので、3、4年前に最速だったベージュのG3(青白のスケルトンG3が出
る直前のタイプ)が念頭にあります。
 中古屋さんでその機種を見たものの、予想通りけっこうなお値段。引っ越し
先を探している最中のことだったので、一段落してから改めて考えようと思い
……ふと目に入ったのがコンパクトマック。
 9インチ程度の小さなモニタと本体が一体になった Color Classic(愛称カ
ラクラ)というものです。1993年に発売され、性能は現行機種とは比べ物にな
らないお粗末さ。でも、デザインがいい。何ともいえず愛らしい。パソコンと
いえば四角いゴツゴツしたものばかりだった90年代前半に、デザイン性を重視
した機種があったのに驚きです。さすがに後にiMacを発表した会社だと、アッ
プル社を見直しました。
 カラクラという機種は、クルマにたとえれば、フォルクスワーゲン“ビート
ル”のような感じでしょうか。愛嬌のあるデザインで、未だに根強い人気があ
る、みたいな。じっさい、マニアには人気のモデルだそうで、性能のわりには
いい値段がついていました。
 眺めているうちに気に入ってしまったぼくは、その後も中古屋さんで見かけ
るたびに値段を見てため息をついていました。ふと思い立って、Yahoo!のオー
クションを探したりもしました。つい先日も、性懲りもなくオークションを覗
き、手頃な価格で出品されているカラクラを発見し、思わず入札。それが、思
いがけないことにも落札しちゃいました! 
 今朝、この仕事場にカラクラ君が届きました。いま部屋の隅っこにちょこん
と鎮座しています。これにどんなソフトを入れようか、どんな用途に使おうか
と、仕事もそっちのけ……いや、仕事の合間に、つらつらと考えています。
 もし、コンパクトマックをお使いの方があれば、ソフトなどアドバイスをい
ただけたら嬉しいです。 


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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2001年7月12日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
本日、関東周辺は梅雨明けが発表されました。
いよいよ夏本番ですねぇ。そして……。


●いやな予感が的中!
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 いまのアパートに仕事場を移してから2カ月が経ちました。場所も周囲の環
境もなかなか気に入っていて、快適といえば快適です。ただ、この部屋を下見
したときの第一印象「……温室だ」が、まさにそのとおりでした。
 年季の入った窓用クーラーをフル稼働させても、ぬるい空気が動くだけ。窓
を開け風を通したほうがまだましです。これでは意味がない! と一念発起。
近所の量販店で威力のある窓用クーラーを買いました。これを東向きの窓には
め込み、さらに壁掛け式の扇風機も取り付けて、冷や冷やの部屋に生まれ変わ
りだ……と思いきや、予想したほどは冷えないのです。
 そりゃ、ぬるいままよりはずっといいです。外から部屋に入ると、なんとな
く涼しい感じはします。でも、扇風機からそよいでくる風はやっぱり生ぬる
い。南向きの窓のすぐ脇に取り付けたから、窓周辺の暖まった空気をかき回し
ちゃうんですね。あと、窓用クーラーはその構造上、壁に取り付けるタイプの
ものよりモーターが非力で、冷却能力に限界があるそうです。
 窓にはレースのカーテンを下げ、軒下にすだれを垂らしてもこんな具合で、
大枚はたいて買ったクーラーもアップアップしててます。
 それで対策として、(1)銀マットみたいなもので、軒下に垂らして日差し
を遮るシートと、(2)熱を遮る効果のあるレースカーテン、を通販で注文し
ました。日差しと熱射をくい止めれば、冷房効果が現れてくるに違いない、と
祈るような思いです。次号にて、「その後だいぶ改善されました」と報告でき
ることを期待しつつ、納品を待っているところです。


●なぜか増えてるマック本体
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 この部屋に引っ越してきてから、どういうわけか機械が増えました。
 前号で書いたカラクラ君を皮切りに、知人から古い型のマッキントッシュを
立て続けに2台もらいました。どちらも前から「あげる」といわれ、「ちょう
だい」といってたものです。古いのをもらって、メモリやハードディスクなど
の部品を使い回そうという魂胆です。
 そしてまた、たまたま覗いた中古パソコンショップで、仕事用にいずれほし
いと思っていた機種を発見(PM G3/ MT300)。見込みよりやや上の価格でした
が、メモリが増設されているなど必要にして充分な性能だったで、思い切って
購入しました。
 今年始めまではマックとPC合わせて3台しかなかったのに、そんなこんな
でプラス4台、計7台となりました。(ほとんどが、中古ショップでも下取り
しないような年代物ですが)
 そこで一昨日から、機械の大移動を始めました。
 まず新しいマックのハードディスクを初期化してOSとアプリケーション類
をインストール。これがメインのマシンとなります。それまでメインで使って
いたマックは、アルバイトが使う予備機へと格下げ。それまでの予備機はもは
や引退です。それぞれ、使えるハードディスクを移植したり、周辺機器ともど
も配置替えをしたりで、上へ下への大移動。こうして文章を打てるようになる
まで、悪戦苦闘は丸2日間続きました。
 ようやく仕上がったメインのマシンは、さすがに本物のG3。「快適」の一
言です。画面のスクロールも再表示も、フォルダの移動も、何もかも早い。早
すぎてついていけないくらいです。けっこうな買い物をしたけど、元は充分に
とれそうです。
 ……といっても、この設備、やっぱり二世代くらい前のもの。iMacからマッ
クを使い始めた人にとっては、当たり前の早さなんですね。
 こうして、時代の流れから2歩くらい遅れているのにはしゃいでいる姿を、
「慎重だな」とみられるか、「何をいまさら」とあきれられるか。どうも傍目
が気になります。


●悪戦苦闘のひとコマを
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
 さてそんなわけで、これまで仕事用に使っていた機種を予備機にするため、
ハードディスクの入れ替えやらなにやらをしました。これでOK、と電源を入
れたところ、画面全体が緑色がかっていたのでびっくり! ついさっきまで何
事もなく動いていたのに、いったいどういうことだ!
 ハードディスクは動いているようだから、出力信号系統の異常のはず。けれ
ども、モニタやアダプタの調整をいくらやっても、一向によくなりません。も
しかして、中身をいじっているうちに内部の基盤を壊してしまったのでは……
と、いやな予感もしてきます。
 こういうときは、時間をおくのが一番です。その日はほったらかしにして帰
り、翌朝、仕事場に行って電源を入れてみたら……あら不思議、きれいに画面
表示されてます。何かの間違いだったんだよ、こんなもんだよ、と本体を所定
の位置に戻してやったら、あれ、画面がまた緑色に?
 手に負えないので、モニタのメーカーに電話して事情を話したところ、つま
りはモニタケーブルの接触不良と判明しました。なるほど、ケーブルを動かす
と、ある角度ではきちんと表示され、すこしずらすと緑色になります。マック
本体の問題じゃないとわかって、体の力が抜けました。
 それはそうと、問題のケーブルはモニタとつながっていて、素人には交換は
できません。交換修理には幾らかかるかと、電話口にて尋ねると、「基本料で
2万円、ケーブル以外に交換するものがあれば、プラス部品代」。3万円台で
17インチの新品モニタが売られているご時世に、基本料で2万円とは何ごとで
しょう。まだ3年も使ってないのに、ケーブルが接触不良になるようなもの
に、2万円の投資はできません。
 なので、きちんと表示されるところで紐でケーブルを結び、動かないように
固定。これでしばらく様子を見ることにしました。
 子どもの頃、室内アンテナでテレビの映り具合を加減してました。いい角度
になったら、そこから動かすな、周りも動くな、という感じでしたが、この仕
事場の予備マックも、そんなアナログな具合になりました。トホホ。

          □□□□□□□□□□□□□□□           ■ 用賀周辺いろいろガイド ■           □□□□□□□□□□□□□□□

《その7・温泉ばかりが風呂じゃない》

 用賀から二子玉川に向かう途中に、「瀬田温泉 山河の湯」という温泉があ
ります。天然の温泉だそうで、ガイドブックなどでもよく紹介されています。
露天風呂に打たせ湯、サウナ、ジャグジー、プールまで、施設もいろいろ揃っ
ていて、料金は大人2300円、子ども1200円。
 ここで紹介したいのは、そんな立派な温泉ではありません。「山河の湯」の
ほど近く、歩いて2、3分のところに「藤の湯」という銭湯があります。いわ
ゆるふつうの銭湯で、入湯料はたしか400円くらい。
 昔ながらの瓦屋根に高い天井、太い柱。そんなレトロな雰囲気がいいのに加
えて、ここには檜風呂があります。年季が入っているので、「檜の香りも芳し
い」わけではありませんが、お湯がまろやかな感じで、なんかいいです。広い
浴槽につかり、肩や腰のこりをほぐしてやると、疲れがとれて楽になります。
いまの仕事場に近いので、これから時々足を運ぶことになるでしょう。  
 ということで、有名な温泉の近くに穴場があるよ、というお話でした。

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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2001年10月11日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
NIMDAウィルスはものすごい勢いだったようで、
3人くらいの知り合いからご注意をのメールがありました。
マッキントッシュにも感染するのかなぁ……。


●ホームページを開設しました!
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 あまり口外せずにひっそりと進めてきた「ホームページプロジェクト」。先
日、ついに日の目を見ました。
 思い起こせば3年前、独立したばかりであまり仕事がなく、ならばこのスキ
にホームページをつくろうと思い立ったのが発端でした。暇にあかせてテキス
トをまとめ、あとは勉強しながら手づくりするつもりでした……が、あっとい
う間に2年の月日が流れました。
 この調子ではいつになってもできないぞと焦り始めたころ、ちょうど友人が
ホームページづくりの仕事を始めたので、いっそ頼んでしまった次第です。
 その人と打ち合わせをし、ダミーを見せてもらっては注文をつけ、テキスト
を直してはまたダミーを見せてもらい……で、1年近くかけて、この10月1
日にアップしました。
 内容は、個人が印刷物をつくる場合のアドバイスが中心です。例えば自分史
などの自費出版、ミニコミ・会報づくり、あるいは絵本や育児日記など、有償
のものも無償のものも含めて、誰にどう頼めばよいか、費用を抑えるためには
どんな工夫があるか、代金回収の方法は、などいろいろな点について、ぼくの
経験をまじえてまとめました。
 プロの力を借りたこともあって、自分としてはかなりいい感じの仕上がりだ
と思っています。すでに見てくださった方から「掲示板があったほうがいい」
などの意見もいただきました。こうした意見を反映しつつ、より役に立つサイ
トに育てていきたいです。(更新は自分でやります! 勉強中です!)
 内容に興味を持たれた方もそうでない方も、いちど冷やかしに行ってやって
ください。アドレスは以下のとおりです。
  http://www.irukanet.com/honzukuri/


●「温室」その後
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 衣替えの時期も過ぎ、朝晩の冷え込みに身が縮こまる日も増えてきました。
思いっきり時季はずれではありますが、前号の続きです。
[あらすじ]
 4月に引っ越してきて初めて迎えたこの仕事場での夏。6月下旬の猛暑から
ひたすら暑い日々だった。何しろこの部屋は、東と南(正確には南西)に窓が
あり、ほとんど温室のようだから。そこで、窓用クーラーを新調し、さらに
(1)銀マットみたいなもので、軒下に垂らして日差しを遮るシートと、
(2)熱を遮る効果のあるレースカーテン、を通販で注文したが……。

 さてさて、その結果はどうかというと、やっぱり暑かったのでした。
 いや、日射しによる暑さはそれほどでもなりました。銀マットみたいのを軒
下にぶら下げると、日射しが激減し、射すような暑さはなくなりました。た
だ、それでも窓辺から熱気が伝わってきます。それが部屋にこもってしまうん
ですね。あと機械の発熱も。窓用としては強力な部類のクーラーにしても、部
屋の熱気を解消するほどの威力はなかったのです。
 で、しかたなく、2時間に1度くらい窓を全開にして、こもった熱気を外に
出し、改めて冷房するということを繰り返して、どうにか乗り越えました。8
月に過ごしやすい陽気になったのがラッキーでした。
 そんなこんなの夏でしたが、さて来年はどうなることやら。いやその前に、
この冬はどうなることでしょう。温室効果であったかポカポカの部屋になるこ
とを期待しています。


●カーペットを敷いて冬に備える
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 季節はすっかり秋。床に敷いてあるウッドカーペットにも冷たさを覚えるよ
うになりました。そこで、床にカーペットを敷きました。
 まず、しまっておいたカーペットを押入の奥から引っぱり出しました。その
ポカッと空いたスペースを見たら、窓用クーラーがしまえるなぁと、ふと気づ
きました。それでクーラーを外して雑巾で拭いて、押入に押し込みました。と
ころが、クーラーのおかげで出しておいた掃除機がしまえません。じゃあ掃除
機をしまうために、この箱をこっちに動かして……と、どういうわけか押入の
片づけを始めてしまいました。奥にあったミニコミのバックナンバーをうっか
り開き、しばし読みふけったりして、そんなこんなで午前中は終わり。
 これじゃイカンと、午後からはカーペット敷きに集中です。いつもの“右の
ものを左に作戦”で、まず部屋の片側に荷物を押しやります。空いた側の壁に
沿ってカーペットを延ばしたら、それを部屋の真ん中まで広げ、さっき追い
やったパソコンラックやらなにやらを、少し持ち上げてカーペットの上に乗
せ、ずるずるとひきずっていきます。こうして部屋にあるいろいろをカーペッ
トの上に移動したら、全体を広げ、またずるずる引きずって元の位置に戻し
て、ハイ、完了。1人で2時間弱の作業でした。
 これで足下のひんやり感がなくなり、横になっても痛くないからお昼寝も
OK。床の色合いが変わったために部屋の雰囲気も変わり、ついでに片づけも
したから、心機一転という感じです。
 それにしても、きょうの雨はやっぱり寒いです。空気そのものが冷や冷やし
ます。ストーブも出しちゃおうかな……と思っていますが、まだ早い?

“新コーナー”  ┏─━─━─━─━─━─━─━─┓
         ■  仕事場にある モノ たち  ■
         ┗─━─━─━─━─━─━─━─┛
            ☆ その1 テーブル ☆

 ここの狭い台所には、作業台のようなテーブルが置いてあります。天板が畳
めるようになっていて、奥行きは50センチ、幅は、天板を畳むと40セン
チ、広げると90センチです。移動用のキャスターがついていて、引き出しも
あり、コンセントまでついています。天板は白、脚は赤という、お茶目なテー
ブルです。
 じつはこれ、拾ったものです。
 独立したばかりのころ、プリンタを置く台がなくて、押入の上の段に置いて
いました。それだと位置が高すぎて何かと不便で、ちょうどいい台がほしい
なぁと思っていました。
 そんなある朝、いつものように仕事場へ向かって歩いていると、ある家の前
にちょこんと置いてありました。「ご自由にお持ちください」の貼り紙がされ
た、このテーブルが。なんとグッドなタイミング。プリンタの台にちょうどい
いです。どこかに「梅沢さんへ」の貼り紙もあるんじゃないかと、思わず探し
てしまいました。
 ぼくはありがたくご自由にお持ちすることにして、ふうふういいながら仕事
場まで抱えていきました。拭き掃除をして部屋においたら、プリンタがこれま
でよりずっと使いやすくなりました。赤い脚が古びた木造アパートにはミス
マッチですが、それはそれでいい味わいです。
 その後、プリンタはきちんとした台に移動し、テーブルは今は打ち合わせ用
として役立っています。
 ぼくはモノを拾うのに抵抗がありません。そこにある本立ても道ばたで拾っ
たものです。学校の工作の時間につくったらしく、「1−B金島」くんの名前
入りです。マニュアル類を立てるのにちょうど良い大きさなのでした。
 さて、テーブルを拾った何日かあと、同じ家の前に「ご自由にどうぞ」の貼
り紙付で、こんどは電子レンジ台が置いてありました。まるでぼくが通るのを
待っていたかのような具合です。これは放ってはおけないと、つい、まじまじ
と眺めてしまいました。
 使い道がないから、もらいはしませんでしたが。

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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2001年11月15日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
東京では木枯らし1号も吹き、晩秋というよりもう初冬です。
風邪が大流行していますが、みなさんはいかがでしょうか。


●3年間の変化とは?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 フリーになって丸3年が過ぎました。なんだかもう、ドタバタしているうち
に過ぎてしまった3年でした。
 なにしろ、この間に2回引っ越しをしています。はじめは自分の考えで、2
回目は大家の都合でという違いはあるものの、つまりはどちらも1年ちょいで
移っています。まったくもって落ち着きがないやつです。
 引っ越しとなれば、部屋探しに始まって、契約のいろいろな手続きをして、
転居の案内状出し、住所判や名刺の作り直しなど、あれやこれやもしないとい
けません。そんなところに必要以上にエネルギーを使ったような気がします。
 仕事でメインに使っている機械も、いまので早や3代目です。それ以前の機
械だって、メモリを足したり、ハードディスクを入れ替えたりと、しょっちゅ
う何かやっていました。
 という具合に右往左往していたのに、肝心な、お客さんの数はほとんど増え
ていません。業務内容も変化なし。何のためにドタバタしたのか、自分でもよ
くわかりません。困ったもんです。


●ホームページづくりは楽しい
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ホームページを公開して1か月。開設のご案内をした方から「見たよ」の
メールがいくつか届き、嬉しかったです。
 その後仕事の合間をぬって、htmlの勉強をしています。まだ“何となくわ
かってきたかも”状態ですが、まずは自分の手に負える範囲から、ちょっとず
つ更新をしています。
 ホームページづくりを手伝ってくれた人が、「更新するようになったら、は
まっちゃうかもね」といってましたが、まさにそんな気配です。組み立てパズ
ルをしているような感覚で、更新作業が楽しくなってきています。
 タグといって、英語つづりの記号を入れるだけで、ウェブ画面がどんどん変
化していくのが面白いです。「こんなふうにしたいな」と思った通りに表示さ
れたときには、1人で悦に入ってます。
 この分なら、あと少し勉強すればけっこうつくれるようになるだろうと、だ
んだん調子に乗ってきて、無謀にも、とある集まりのホームページをつくって
やろうかと思い始めています。
 いずれは業務内容としてホームページづくりも……冗談です、冗談。でも、
あんがい本気かも。


●今年も年末がやってくる
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 毎年この時期になると、気分が重くなってきます。印刷業界の「年末進行」
が目前に迫っているからです。
 年末年始にはどこの会社もお休み。印刷所も出版社もお休みです。しかし、
月刊誌・紙など定期発行の媒体は、お休みするわけにはいきません。正月前後
に1週間以上の休みをしつつ、例月どおりの発行日に発行するためには、通常
よりも締切日を早めて進行しないといけないのです。
 ぼくの場合は、間もなく1月号の仕事を始めますが、12月上旬にそれを納め
たあとすぐに、2月号の仕事が始まります。例月だと1週間前後間が空いて、
そこで別の作業をするのですが、来月は2つの作業がすっかり重なります。
 そんなわけで、12月は作業密度は高くなり、手が空いてホケーッとする時間
もなく、慌ただしくなるのは必至です。呑気に仕事をしたい者としては、けっ
こう辛い1か月です。
 専門学校を卒業して以来、この業界でしか働いたことがないので知りません
が、どこの業界でも似たようなことはあるのでしょうか……?


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         ■  仕事場にある モノ たち  ■
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            ☆ その2 ラジカセ ☆

 幅45センチ、片手で軽々持ち運べるサイズで、一応ステレオ受信のラジカ
セです。CDプレーヤーはついてません。もう10数年使っています。娘が赤
ん坊だったころはまだ住まいにあり、ヤツがいたずらしたおかげでアンテナが
折れてなくなっています。ベタベタ貼られたセロテープも、剥がすのが面倒だ
からそのままくっついています。アンテナがないから、ときどき音が悪くなる
のが難点です。
 こいつでぼくは、いつもFMを聞いています。
 この仕事場は人の出入りが少なく、どういうわけか電話もあまり鳴りませ
ん。日によっては朝から晩まで来客も電話もファクスもなく、終日誰とも話を
しない、なんてこともあります。なので、人の声や音楽が流れてないと、さび
しくってしょうがないんです。
 選局しているのは、朝から夕方まではTOKYO FM。午前中の番組も、
お昼から夕方までの番組も、連日女性DJなのがいいんです。男のDJはどれ
もハシャギすぎ。うるさくってキライです(特に松山三四郎、お前だお前)。
 4時になるとNHK FMに切り換えます。夕方の気だるい時間、時に締切
に追われてイライラしている時間には、イージーリスニングが適しています。
オールディーズ、ラテン、中南米と、日替わりでリラックスムードの音楽を特
集します。一番のお気に入りは、水曜日のジャズボーカルとシネマです。
 その番組が5時半に終わると、ラジオドラマにコーラス番組、リクエスト番
組と細切れに変わります。そしてリクエスト番組のワンコーナー「町の話題」
が始まる6時半ころになると、「ぼちぼち片づけをしなきゃ」と反射的に思い
ます。
 つまりこのラジカセは、時計代わりにもなっているのでした。


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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
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