私の仕事場の日常をつづった“極私的”メールマガジン。
個人事業のDTP業者の生態に興味をお持ちの方は、暇つぶしにご覧ください。
2000年

01月  年末年始の仕事場/マックをグレードアップ
02月  凧揚げについてのアンケート結果報告
03月  引っ越ししました/こんどの仕事場の様子
05月  15アンペアじゃ困る/ISDNを導入
08月  モニタで暖房?/植木職人ってすごい
10月  仕事場のお椅子様/また模様替え
11月  「板」問題その後/娘を叱って考えた


月ウメtop1999年2001年2002年2004年2005年
2000年1月11日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
ミレニアムだ世紀末だと、なにやら特別な年が始まったような雰囲気ですが、
わが仕事場は2000年代に突入しても何も変わらないのでした。


●紙の山に埋もれて迎えた1900年代最後の年の瀬
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 例月なら月の中旬に手の空く時期があって、不要原稿の整理などをするので
すが、12月は年末進行ということで、片づけの間もなく定期物の仕事がスター
ト。年が押し迫る頃には、2か月ぶんのファクスやら原稿やらが散乱し、足の
踏み場もなくなりました。
 それらをケトバシながら12月29日の午前中まで作業をしてようやく一段落。
片づけを始めて機械を拭いて、掃除機をかけ終えたら、もう夕方でした。たっ
た4畳半の部屋だというのに…。雨戸を閉め、最後に機械一台一台に「1年間
ご苦労さま、来年もよろしく」と声をかけて、年内の仕事はおしまいです。

 そして新年1月5日に初出勤。雨戸を開けたら、また機械一台一台に「今年
もよろしく!」と声をかけ、年頭らしくコーヒーを湧かして入れて(いつもは
インスタント)、ゆったり気分でメールチェックをしたら…さっそく年またぎ
の仕事です。それを先日納めて、やっと人心地ついたところです。
 Y2K問題は心配してなかったし、影響もなかったけれど、何ともあわただ
しい年末年始でした。


●“1世代前”までこぎ着けた!
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 前号でも記したとおり、わが仕事場のPower Macintosh は2世代くらい前の
もの。いい加減に作業効率に支障を感じるようになったので、思い切って設備
投資をしました。
 といっても、新機種を入れたわけではありません。G3ボードといって、そ
いつを差し込めば処理速度が向上する拡張ボードを買ってきて、Power Mac に
大手術を施したのです。
 手術は成功して、G3に生まれ変わったわがPower Mac 。命令の処理も画面
の再表示も、目を見張るような速さでこなします(それまでが遅すぎたからそ
う思えるのかもしれませんが)。期待ほどでなかったこともいくぶんあるもの
の、でも処理の遅さから感じるストレスはほとんどなくなりました。なお、グ
レードアップに要したのは、G3ボードと接続用アダプタのセットで計3万
5000円ほどの出費と、英文マニュアルに苦戦しながらカードをセットする、い
くらかの度胸でした。
 また年末からは、マウスをやめてトラックボールに切り替えました。人差し
指でボールを動かすとポインタが移動するというもので、マウスのように腕を
動かさなくていいのです。使い始めはポインタを思い通りに動かせないでイラ
イラしっぱなしでしたが、馴れると腕と肩の疲れがなくなり、なかなか好調で
す。こういう効果があるならば、設備投資もするにこしたことはないですね。
 それにしても、2000年もこんな調子で、機械たちにお金をかけないといけな
いのかなと、その点が少々憂鬱です。


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          ■ 用賀周辺いろいろガイド ■
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今回はお休みします。その代わり、突然ですが…


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■□■           読者アンケート!          ■□■
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 お正月に砧公園で凧揚げをしました。うちのチビがくじ引きで一等賞を当て
てもらった“やっこ凧”。適当に風があったので、そこそこ揚がってチビもぼ
くも満足でした。
 周辺にいた家族連れは、みんなゲイラカイト(三角形をした洋凧)でした。
これは風さえ吹けば勝手に揚がっていくはずのものですが、うまく揚げられな
いおとっちゃんおっかさんがけっこういました。糸が短いまま走ってる人、揚
がりつつあるのに糸を伸ばさない人…。中には、正方形のひとつの角に直接糸
を結んである奇妙な凧(自作?)を揚げようと苦戦している、見た目30歳代半
ばの夫婦もいました。
 33歳のぼくが子どもの頃は、正月には田舎の田んぼで和凧を揚げたものです
が、もしかしたらそういう経験がない人が同世代でも少なくないのかもしれま
せん。たしかに、町中だったら当時でも場所がなかったかも。
 というわけで、当メールマガジン初のアンケートでは、「凧揚げ体験」につ
いて教えてください。なお、回答者へのプレゼントも用意しました!

【質問内容】
1.凧揚げをしたことがありますか。
2.それはいくつくらいのときで、どこでですか。(子どもの頃に田舎の土手
  で、大人になってから近所の公園で…などできるだけ詳しく)
3.使った凧は和凧(竹ひごと和紙でできた凧)、洋凧(ゲイラカイト)のど
  ちらですか。また、それらを作ったことはありますか。
4.凧揚げに興味がありますか(やってみたいですか)。

 だからなんだ、というくらい無意味なアンケートですが、ミレニアムのお正
月特別企画ということで。

[回答者の中から抽選で以下の賞品をプレゼント!!]

 ◎Laox特製“パソコンマン”携帯ストラップ(1名)
 ◎ナムコ・ナンジャタウン特別ペア招待券(1名)
  (入園無料またはパスポート1000円引)
 ◎梅沢泉特製デスクトップピクチャ(PICTファイル)(1名)

 回答と希望の賞品(どれも要らない?)をご記入のうえ、1月31日(月)ま
でにメールにてご返送ください。賞品の当選者へはメールでご連絡のうえ、賞
品をご郵送します。
 なお、本アンケートにご記入いただいた内容は、当メールマガジンで匿名で
一部引用する場合があります。他の媒体に無断で転載することはありません。

      <<< 以上、よろしくご協力ください! >>>

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今回もこれまでどおり、要望も尋ねないまま勝手に送らせていただきました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年2月8日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
インフルエンザも花粉症も大流行に乗りそびれました。
有り難さとともに一抹の寂しさを感じるこのごろです。


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■□■         読者アンケート結果特集!        ■□■
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 前回の「凧アンケート」には、十数名からご回答をいただきました。ご協力
ありがとうございます。以下、結果をご報告します。

1.凧揚げをしたことがありますか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ほとんどの人が「ある」の回答でした。


2.それはいくつくらいのときで、どこでですか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 多いケースは、子どもの頃(小学生くらい)に家または田舎の近所の田んぼ
や公園で、というものでした。あと「空き地で」という回答もけっこうありま
した。回答者のほとんどが30歳代。ぼくらが子どもだったころは、まだ空き
地というものがありましたよね…(しみじみ)。ただ、東京都中野区の方は、
昔から凧揚げをする場所がなく、電車に乗って広い公園まで行って凧揚げをし
たとか。土地柄というのはやはりありますね。
 中には「学校のグラウンドで」「自宅の屋上で」という回答もありました。
 なお、いま子どもがいる数人の方から、最近子どもと一緒に公園なりで凧揚
げをしたことがあるとの回答を得ました。


3.使った凧は和凧、洋凧のどちらですか。
  また、それらを作ったことはありますか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 和だこ、洋だことも同じくらいの数でした。和凧では、四角いもの、菱形の
もの、やっこだこ、たつのおとしご型(一度見てみたい)など、その形はさま
ざまでした。
 凧を作ったことのある人は予想以上に多く、半数以上でした。「器用な叔父
に教わりながら和凧をつくった。びっくりするくらい揚がった」という本格派
もいれば、「ゴミ袋と竹ひごで手作りした」という生活密着派(ぼくもその1
人)、「冬休みの宿題で」という教育一環派、「出来上がりのあまりのお粗末
さに、飛ばすことなく、ゴミ箱へ投げ捨てた」というお気の毒な方まで、いろ
いろな回答があってなかなか面白かったです。
 ちなみに、ぼくの凧作り体験をいくつか。
●小学6年くらいのとき、工作の本を見ながら竹ひごと半紙を使って、あんど
ん型のけっこう大きい立体凧をつくった。揚がったかどうか記憶なし。
●二十歳のころ、冬休みに仲間と海岸に遊びに行くときに、竹ひごで10セン
チ四方くらいのミニ凧を作って持っていった。くるくる回るだけでうまく揚が
らなかった(足を付けなかったのが失敗)。
●つい先日、子どもが育児サークルで凧揚げをするからと、かんたんなものを
つくった。割り箸を使ったので重く、地面を引きずったそう。


4.凧揚げに興味がありますか(やってみたいですか)。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「子どもといっしょならやりたい」という答えに集約されます。大人になっ
てから凧揚げしたことのある人は、みんな自分の子どもとか甥っ子姪っ子と一
緒。やっぱり凧揚げは子どもの遊びなんですね。1人だけ「これぞ男の生きる
道!」と豪語する人がいましたが。
 あと、「興味はあるが場所がない」という声も多いです。田んぼが身近にあ
れば幸せです。空き地はない、公園だと広さは限られるし人が多い…。なんと
も風情のない世の中です。
 他に、「寒いのはきらい」「どっちかというとコマ回し」「スポーツカイト
ならやってみたい」(以上複数から回答あり)、「うまく揚がらないからと試
行錯誤するのが面白く、揚がり切るとつまらない」という声もありました。

 たかが凧揚げですが、人によって多様な体験、思い出があるようです。テレ
ビやゲームもいいけれど、ぼくらの子どもの世代にも、多くの思い出を伝えて
いきたいとつくづく思う1児の父でした。
 みなさんからのご回答、こころより感謝します。

*アンケートの賞品は、「ナムコ・ナンジャタウン特別ペア招待券」「梅沢泉
特製デスクトップピクチャ」とも当選者に発送しました。「Laox特製“パ
ソコンマン”携帯ストラップ」は希望者なし。ぼくもこんなの要らないです。

********
 ある人からの回答に、「東京電力の『でん子』ちゃんが『凧揚げは電線のな
いところで〜』と云うコマーシャルを最近見かけなくなりましたが、これは子
どもたちが凧揚げをしなくなったからなのでしょうか。それとも、電柱が地下
に埋められ、凧の引っかかる電線がなくなってしまったためなのでしょうか」
とありました(関東圏以外に在住の方、わからない話ですみません)。言われ
てみればと思ったので、聞いてみました東京電力に。
 広報部によると、今年もコマーシャル放映はしたそうです。ただ、昨年は大
みそかまで「2000年問題」のCMを流していたので、実際に放映したのは
1月1日からの1週間ほど。このため目に触れる機会が少なかったのかもしれ
ません。
 ちなみに、電線に凧が引っかかる事故はめっぽう少ないそうです。(でん子
ちゃんの呼びかけが功を奏したのか、凧揚げ人口の減少によるのかは不明)
「でも、お正月ネタということで」(広報部)流しているそうです。



■ご意見 頂戴!
¨¨¨¨¨¨¨
 アンケートの回答とともに、「読者に聞きたい!」の意見が届きました。以
下について、みなさんはどう思われますか?


 聞きたいのは「スノーボード」のことです。私はまだまだスキーの初心者
 で、過去4回しか滑りにいったことなかったんですが、今回5回目に行っ
 て、ほんの数時間の間になんと2度もスノボーの人に後ろから衝突されてし
 まったのです。過去4回はだいぶ過去のことなんで(笑)、当時はスノボー
 人口は今より全然少なかったですけど、スノボーはおろかスキーの人にも衝
 突されたことは一度もありませんでした。
 スノボー人口が増えればそりゃあ事故だって増えるだろうし、スキーだけの
 事故だって当然あります。
 ただ、2回衝突されてふと疑問に思ったのが
 「なぜとっさに避けずに、そのまま衝突してくるんだ?」
 ということなんですよー。
 スノボーやったことないもんで、それが不思議で不思議で。
 スノボーって両足固定されてるから、バランス取りにくかったり、とっさに
 体重移動するのが難しいんですかねえ?
 「月刊ウメザワ」の読者の皆さんのなかにスノボー経験者がいたら、ぜひう
 かがいたいんですが、どうでしょう。


 ぼくはスキーもスノボも経験がないので、なんともいえません。ご経験があ
る方、また知り合いから話を聞いたことがある方、ぜひお聞かせください。

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今回もこれまでどおり、要望も尋ねないまま勝手に送らせていただきました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年3月22日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
何かと人が動くこの時期、ぼくも動いた1人です。


●突然ですが、仕事場を引っ越ししました
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 同じ用賀2丁目内での引っ越しです。番地以下が変わりましたので、アドレ
ス帳をご修正くださるようお願いいたします。

【新・仕事場住所】
  〒158-0097 世田谷区用賀2−12−15 萬崎アパート201
  Tel & Fax 03-5716-5262 e-mail fzh05275@nifty.ne.jp
  (電話&ファクス・メールアドレスは変更ありません)
 

●こんどの仕事場はこんなところです
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 フローリング6畳半+流しとトイレのワンルーム。築年数はけっこうたって
いる気配があるものの、内外装とも手入れされていてなかなか快適です。以前
の部屋に比べると、床面積が広がり、これまで共同トイレだったのが自前のト
イレとなり、流しに湯沸かし器がつき、最寄り駅(新玉川線用賀駅)から3分
ばかり遠くなり、日当たりが悪くなり、家賃が少し上がりました。
 つい先日まで1年半ばかりいた、築三十数年木造アパートの4畳半和室も、
時代を感じさせる雰囲気や日当たりの良さ、駅に近いことなど、けっこう気に
入っていたのですが、いかんせん狭い。アルバイトがいるところにお客さんが
来たりしたら、息苦しさを感じたものです。
 というわけで、このたび作業環境を改善。心機一転バリバリ仕事をしようと
考えていたら、重大な問題が判明。配線の都合でブレーカーが15アンペア以
上に上げられないのです。これじゃ機械をフルに使うには足りないし、この夏
は冷房の設置も考えているので、どうしても30アンペアは欲しい。それでい
ま、大家さんにどうにかして欲しいとお願いしているところです。
 最初についていたブレーカーは10アンペアだったし、電話の差込はついて
なかった。以前の人はこの部屋をどんなふうに使っていたのだろうと、頭をひ
ねるこのごろです。

                   =information=
   ┏━━━━━━━━┓      ┏━━━━━━━━━┓
┌──┨  譲ります  ┠──────┨ 譲ってください ┠──┐
│  ┗━━━━━━━━┛   :  ┗━━━━━━━━━┛  │
│◎板(畳1枚ぶんほどの大きさ。: ◎折り畳み式自転車     │
│ 3、4枚あります)     :               │
│◎6畳用ウッドカーペット   : ◎本棚のたぐい(寸法による)│
│◎校正紙大量(メモに使えます):               │
│◎使い込んだ味わいのあるすだれ:               │
└───────────────────────────────┘
引っ越しにともない、不要になったもの、あるといいなと感じたものがありま
す。この春引っ越す知り合いも「ウッドカーペット、欲しい人はいないかな」
と言っていました。「あげるよ」「ちょうだい」という方は、まずは梅沢まで
メールを。ウッドカーペットについては、今月中にお申し出ください。


●なぜスノボーは人にぶつかるのか?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 前回、「スキーに行って、ほんの数時間の間に2度もスノボーの人に後ろか
ら衝突された。なぜとっさに避けずに、そのまま衝突してくるんだ? スノ
ボー経験者に教えてもらいたい」との投稿を紹介し、ご意見を募りましたが、
あいにく回答が得られませんでした。
 それで、ヤフーでスノボー協会のホームページをみつけ、そこに意見を求め
るメールを送ったのですが、黙殺されているのか、送り先を誤ったのか、いま
のところ音沙汰ナシです。
 スキーを趣味とする友人の意見は、「未熟なスノーボーダーがゲレンデに出
ているんじゃないか」というものでした。一気に流行が広まったから、技術も
マナーも伴わないのにゲレンデに出る人が増えている、という推理です。
 スキーもスノボーも体験がないぼくとしては、「そういうことかもなあ」と
しかコメントのしようがありません。とりあえずそんな意見を紹介して、回答
とさせてもらいます。Eさん、これにてご容赦を。


       ***************[次号予告]***************
            どうなる! 15アンペア問題
          「用賀周辺いろいろガイド」再開なるか!?
       ***************************************  

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今回もこれまでどおり、要望も尋ねないまま勝手に送らせていただきました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年5月16日号
       
仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
「I Love You」ウィルスはつけてないので、安心してご覧ください。


●キャスターを破壊しまくるマックたち
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 いまのアパートに移ってきてはや2カ月。機器や資料類の配置換えを何度か
しながら、最近ようやく落ち着いてきました。
 配置換えをしているときに気がついたのは、パソコンやディスプレイは想像
以上に重いものだということです。
 引っ越しに際して友人からパソコンラックをもらいました。デスクトップタ
イプのPCがおける、いわゆるふつうのラックです。これにマック1台と17
インチディスプレイを置いて使っていたのですが、ある日キャスターが壊れて
いるのを発見。重さに負けて変な方向に曲がっていたのです。
 ラックごと崩壊したら一大事なので、あわててキャスターをはずし、代わり
に「家具すべーる〈重量物用〉」をフレームの足にくっつけました。
 じつはメインで使っているパソコンデスクも、同じようにキャスターがいか
れていたので、引っ越しに前後して角材をかませて補強工事を行ないました。
 どちらもフレームそのものは頑丈そうで、いまだに使い続けてはいるもの
の、先行き大丈夫かなと不安があります。みなさんのところではどのようなデ
スク・ラックをお使いでしょうか。

●「15アンペア問題」続報
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(あらすじ)
 引っ越してきたこの部屋には、安全器(ブレーカーの隣に付いている、ひと
まわり小さなスイッチ)が1つしかなく、これだと最大で15アンペア以上に
はならない。しかし機器の都合でどうしても30アンペアにしたい。大家さん
にどうしたものかと相談したら……。

 「いまどき15アンペアじゃあね」とのことで、その後ほどなくして大家さ
んの負担で安全器が増設されました。増設工事をした電気屋さんは、「あとは
東電さんに言ってブレーカーをあげてもらうだけ」といいます。ホッとして東
京電力に電話すると……。
 「前回の調査では、建物への引き込み線の都合で30アンペアには上げられ
ないはずです」との回答。工事屋さんは事情をわかった上で回路増設をしてく
れたはずなのに、ダメとはどういうことだ!?
 「話は通っているはずだ」と食い下がり、「ともあれ様子を見に行かせる」
との約束をとりつけて、さて約束の当日。
 朝一番、東電から委託された工事屋さんがやってきて、「ブレーカーを取り
替えます」。
 あれっ、様子を見に来たのでは? と尋ねるまもなく配電盤をいじりはじ
め、10分もしないうちにブレーカーが30アンペアになりました。
 あちこちに相談し、不安な気持ちにもなりながら、実にあっけなく問題は解
決。案ずるより小野ヤスシ、でなく生むがやすしとはこのことです。
 けっきょく、話をややこしくしていたのは、一度も部屋を見ることなく電話
の向こうで書類を見ただけ(たぶん)で話をしていた、東京電力の担当者なの
でした。うだうだ言わずに現場を見ろ、と文句の一つも言いたいところです。

●NTTの宣伝ではないですが
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 4月から電話をISDN回線に変更しました。1回線だけだったので何かと
不便だったのと、モデムの通信速度が遅かったのが理由です。
 これまでは、ひとから譲ってもらった33.6kbpsのモデムを使っていました。
これは、1メガほどのデータを受け取るのに7、8分はかかり、それが3つも
あると30分近くかかってしまうという代物です。その間、電話はかけられな
いし受けられない。途中で回線が切断されたらやだからパソコンも使いたくな
い。すべての作業が止まってしまうというわけで、やたらと効率が悪かったの
です。(譲ってくれたKさん、悪口いってゴメン!)
 で、ISDN。いや、早いですね。これまでの3倍くらいにスピードアップ
したような感覚です。接続時に「ピ〜ヒョロヒョロ」と鳴らないのも気分がい
い。あと、電話で「先ほどメールを送ったのですが」と言われたときに、「い
まチェックしてみます」と、すぐにメールチェックができるのがGoodで
す。2回線として使える強みですね。電話で話している最中にもう1台つない
である電話機が鳴る、というピンチも時にはありますが、まあ許せる範囲の誤
算です。ウェブページもサクサクと表示するので、調べものもラクラクです。
 ただ、ネックもあって、基本料金が少しあがるのと、サックリつながるから
必要以上にメールチェックとネットサーフィンをしてしまいます。気をつけな
いと、支出がかさんでしまいそうです。あと「ISDNで当たりマウス」が当
たらなかったもマイナスポイントですね。


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          ■ 用賀周辺いろいろガイド ■
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《その4・コジマ電気は安いか高いか?》

 昨年、家電安売りの大型店、コジマ電気が用賀にオープンしました。
 開店直前のチラシに「パソコンセット5万円」なんてのがあったので、もし
あったら買ってもいいねと、開店時間に足を運んでみたら、数百メートルにも
及ぶ長蛇の列。「入店待ち時間は2時間くらい」といわれ、唖然としました。
恐るべし、コジマ電気。
 以来、毎週末に折り込みチラシが入るのですが、それを見ると、特価品は確
かに安い。値段を見て、この際だからと電話機を買い換えたりもしました。し
かし、店でよくよく値札を見ると、たとえばクリップ式の電気スタンドは商店
街の電気屋とほとんど同じ値段だし、フロッピーやMOディスクも、まだ安い
ところがいくらもある。パソコン周辺機器も言うほどに値引きされているわけ
でなく、品揃えも案外乏しい(マック用品はほとんどないし…)。要するに、
「いろいろあって何でも安い」わけじゃないんですね。
 先日、ISDNのターミナルアダプタを探したときも、コジマでは希望の機
種は2万円前後。それより高かったら帰ってくると決めて、渋谷のビックカメ
ラに行くと、ほぼ同じ値段だけど、条件付きで5000円キャッシュバックの
期間中だった。ぼくにとってはありがたい条件だったので、ビックカメラで即
決しました。
 そんなわけで、ぼくはコジマ電気の値札は「安売り店のいちおうの相場」と
考えてます。でもまあ、それまでパソコン用品を扱う店が用賀にはなく、MO
が足りないなんてときに苦労したので、とりあえずコジマ電気に感謝しないと
いけないですね。ちなみに、平日昼間の店内はガラガラです。


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(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年8月21日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
この夏、まとまったお休みをとりました。なのに、帰省疲れがたたったのか、
口内炎みたいな具合になって、抗生剤の点滴を受けるハメに。
厳しい残暑が続いています。体調を崩さないようお気をつけください。


●冷房しながら暖房している、という話
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 昨年の今頃は、クーラーがないうえに日当たり絶好の部屋にいて、連日汗ダ
ラダラで仕事していました。いま、冷房の効いた部屋で仕事をしていると、そ
んな日々がまるで冗談だったかのようです。
 それで最近気がついたのは、機械が発する熱はすごい、ということです。
 昼間、作業中になんだか暑いなと感じることがあります。クーラーをみると
一所懸命働いている。もしやと思い、目の前のモニタに手をかざすと、これが
大変な熱気なんです。
 モニタの上に棚を設け、そこにパソコン本体を乗っけているので、モニタと
棚との間に熱気がこもっているのですね。いくらクーラーが働いていたって、
真正面にこんな暖房器具があれば、そりゃ暑いです。
 棚をどうにかすればよさそうなものですが、いちおう考えた上での配置だか
ら簡単には変更できず、といってモニタを消したら作業にならない。あと1カ
月もすればだいぶラクになるでしょうから、あと一息の辛抱です。


●いい物はいい値段、という話
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 仕事がつまってくると、腰から背中にかけて疲れがたまり、筋肉がガチガチ
になることがあります。ぼくの姿勢が悪いからしかたないのですが、もしかし
たら、イスを代えたら少しはラクになるかな、と思い始めています。
 それで先日、デパートに行ったときに、家具売場に寄ってイスを探してみま
した。ありましたありました、とても座り心地の良いイスが。
 腰掛けるとフッと沈んでクッション感がグッド。座面や背もたれの角度が調
整できるので姿勢もラク。肘掛けの高さや角度も微調整が可能。これなら何時
間作業してても疲れないだろう、とすっかり気に入りました。ところでこれは
いくらだ。値札を見ると「6万円」。 え゛っ!?
 気を取り直して別のイスを見ます。いまのほどではないけど、やはり座り心
地がよく、安定感があります。ただ革みたいだから、やっぱり値が張るんだろ
うな……と値札を見ると「12万円」。 あ゛っ。
 やはり、いいイスはそれなりの値段がするのだな、と深いため息。
 こういうのに座ってしまうと、2万や3万のイスには不満を覚えてしまいま
す。けっきょく買うのはやめて(当然)、きょうも5000円のパソコンチェ
アーに腰掛けながら、この文章を書いているのでした。


●職人のチームワークはすごい、という話
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 西向きの窓のすぐ先に、隣の敷地のクスノキがあって、わが仕事場は昼なお
薄暗い部屋でした。その木が、6月のある日伐採されました。
 幹の太さが大人ひと抱えくらいあるクスノキが3、4本。そのすぐそばには
電線が走り、根本には自転車置き場の屋根があります。根本からばっさりやれ
ば、電線をきったり屋根を壊したりするはず。それをどうやって倒すのか興味
津々で、その日は仕事もそこそこに見物しました。
 作業をしたのは数人の職人さん。1人が木に登り、下からの指示で太めの枝
にワイヤーをかけて、ノコで切ってはクレーンで降ろします。そうしてあらか
た丸坊主にしたところで、幹にワイヤーを回し、チェーンソーでスパッ。それ
を2、3人で支えながらゆっくりクレーンでつり上げて、障害物のないところ
で降ろして一丁上がり。こうして、数時間のうちに全部のクスノキが伐採され
ました。その見事なチームワークは拍手ものです。
 生きている樹を人間の都合で刈り倒すことに、多少の違和感は覚えたもの
の、おかげでわが仕事場はかなり明るくなり、冬場も少しは暖かく過ごせるで
しょう。が、代わりに西日が射し込むようになりました。よりによって西日が
射すのは、お客さん用のイスがあるあたり。あと少しの間、夕方はここにお立
ち寄りにならないほうがよろしいかも……。


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          ■ 用賀周辺いろいろガイド ■
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《その5・高校生が本をつくる!?》

 用賀周辺には、都立・私立あわせて高校が4つあります。登校・帰宅の時間
帯には、買い食いしているルーズソックスや、たむろして道行く人のジャマを
している開襟野郎がそこかしこに見られます。ルーズソックスやガングロ系の
化粧とか、女子高生はどうしてこうも同じような格好をするのかしらん……。
 それはそうと、あるとき、行きつけの文房具屋にミニコミが置いてあるのに
気づきました。内容は、マニアっぽい女の子が描いたレディスコミック。コ
ピーしたものをホチキスで止め、製本テープで仕上げてありました。見た目は
ミニコミの範囲を出ないものの、最近のコピー機はきれいに刷れるし、折り目
もきちっとしていて、素人がここまでやるとはおそるべし、と感じる仕上がり
です。
 ぼくはいちおうその筋のプロで、おいおい自分史つくりの仕事もしたいと考
えています。その際に、「中身はコピーして、自分で製本する」というのを、
少部数の本をとにかく安くつくる方法として、提案したいと考えていました。
まさにそれを、高校生が実践しているのですね。
 こういう学生にアピールする手だてがあれば、あんがい仕事になったりする
かも……と文房具屋の若旦那に話してみると、「でも、予算がないみたいです
よ」。その店で印刷物を頼まれているそうですが、コミック系を専門に扱う地
方の印刷屋にかなり安価に刷らせるそうです。
 そんな仕事を持ち込まれたらかなわないよな、と思いつつ、でもそいつらが
窓口になって、まともな仕事が飛び込んでくる可能性もあるはずだ、と、思案
しているこのごろです。


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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年10月16日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
キンモクセイの花の香も芳しい季節になりました。
と思えば、一転して夏日の再訪(11・12日)。
13日からは肌寒い晩秋の気配。この気候はいったい何だ!?


●仕事場にやってきたお椅子様
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 一度思い込んでしまうと、だんだんとその思いが膨らんで、しまいには突っ
走ってしまうという性癖が、ぼくにはあります。
 というわけで、先日、パソコンチェアを買いました。お察しの通り、前回チ
ラと書いた、1脚ン万円のイスです。
 部屋に届き、座ってみて、「う〜〜〜む」思わずうなってしまいました。
 腰がラクです。肘掛けに肘をおいて作業ができるので、腕が疲れないです。
はじめの2、3日は、手のポジションが変わったので戸惑いましたが、慣れれ
ば“素晴らしい”の一言です。
 2週間にわたる定期物の仕事との格闘を終えても、例月のように背中の疲労
が溜まらなかったのは、これひとえにイスのお陰。ありがたや、ありがたや。
 ただ、やはり問題はあるものです。肘掛けがデスクのヘリにぶつかり、いま
までのようにスラッと向きを変えることができないんです。そのときにぶつけ
てこすって、すぐに傷がついてしまいました。
 あと、肘掛けのぶんイスの幅が広がったので、プリンタやらカラーボックス
やらと近くにおいてあるものにドカドカぶつかります。ぼくは狭いところでチ
マチマ作業をするのが好き。日々、チマチマドカドカチマドカドカ……。


●模様替えをする理由
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 とはいえ、いつまでもドカドカしていられないので、模様替えをしました。
 デスク上の機械の配置はそのままで、電源など周りに伸びているコードだけ
抜いて、デスクごとズズズッと移動。移動先にあったカラーボックスを別の場
所に移して、こんどはその移動先にあったラックを別の場所に……。まさに、
文字通り「右から左へ」動かしただけですが、それなりに使いやすくなりまし
た。イスの肘掛けもぶつからなくなってグッドグッド。ファクスがデスクの下
という中途半端な位置にきたのはご愛敬です。
 振り返ってみたら、だいたい半年に1回くらいの頻度で、大なり小なりの模
様替えをしていました。そのくらいの期間がたつと、細かい不満が積もり積
もって、しまいには突っ走ってしまうという性癖がうずくのでしょう。
 実は、模様替えにはもう一つの理由があります。部屋のあちこちに山となっ
ている書類やら雑誌類を、模様替えにあたって一気に処分しているのです。そ
うしないと、変色したファクス用紙やら埃をかぶった雑誌が、いつまでもいつ
までも残ってしまうので。
 今回、処分対象が思いのほか少なかったのは、いまだ部屋の収納能力に余裕
があるため、「もう少し様子をみよう」と温存しているものがあるのかもしれ
ません。こんな調子じゃ、すぐ部屋は狭くなってしまうのに。


●「差し上げます−−板」その後
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 処分し切れていないもの、その最大のものが「板」です。以前仕事場に借り
ていた和室に敷いていた「板」。畳1枚くらいのサイズのものが3、4枚ある
「板」。ここに引っ越してきて不要になり、引き取り手はないかとあちこちに
声をかけて、はや半年になる「板」。いまだ部屋の片隅に鎮座していて、いよ
いよ粗大ゴミとして捨てるしかないか、とあきらめかけて……、ひらめきまし
た。「学校に寄付しよう」と。
 折からの学園祭シーズン。大道具やら看板やらで何かと板が必要になること
もあるでしょう。こちらは処分したいのだから、有効に使ってもらえるなら、
それに超したことはありません。
 幸い、近所には高校がいくつかあります。早速電話をかけてみました。
「あいにく、学園祭は終わりまして……」と事務の方。それは残念、と別の高
校に電話をすると、やはりそこも学園祭は終わっていました。ぼくのときは10
月か11月だったような気がしますが、最近は早いんですね。
 そんな感じで何件か電話して、「いただくかどうか、他の部署にもあたって
みます」とおっしゃる高校があり、その返事待ちをしています。また、やはり
近所の大学は「持参していただけるのなら」ということで、先のところに要ら
ないと言われたら、どうにかしてその大学まで運んでいこうと思っています。
でも、畳サイズの板を、どうやって運べばいいのやら。
 資材を無駄にしないというのも、けっこう骨の折れることです。



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《その6・謎の集団“用賀喧嘩會”》

 他人の家の壁や塀に、スプレーで落書きをする輩がいます。感心できること
ではないものの、文字を扱う仕事をしていると、文字の独特の崩し具合と、漢
字の当て字をするその感覚が気になって、ふと目を留めてしまいます。
 で、最近見つけたものに、次のようなものがありました。

  用賀喧嘩會
  都内最強武闘派集団用賀喧嘩會
  特攻用賀魂

 勘亭流(千社札などで見かける文字)を真似したような、クネクネ加減の漢
字の羅列。字は下手くそそのものだけど、最後の3文字にインパクトを覚え、
目が釘付けになりました。
「用賀魂」、なんだそれは!?
 ぼくはもう10年も用賀にいますが、これまで「用賀魂」というものをもった
ことも感じたこともありません。たまたま用賀にいるだけで、ここにこだわる
気持ちとか、骨を埋めようという意気込みはないからですね。
 それに比べて、落書きをした連中のなんと用賀にこだっていることか。たっ
た3行のフレーズに「用賀」の文字が3回も登場することからも、彼らの気持
ちが窺えます。といったら言い過ぎか?
 たぶんこれを書いたのは、改造バイクのエンジン音を響かせながら、環八通
りを練り歩くあいつらでしょう。彼らに対しては悪感情しかありません。ただ
彼らの用賀へのこだわりは何に由来しているものなのか、どうも気になって仕
方ないこのごろです。


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今回もこれまでどおり、要る要らないも尋ねないまま勝手にお送りしました。
「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
が下記までご連絡ください。次回以降はご迷惑をおかけしないようにします。
ご意見ご感想、他人に知らせたい情報・聞きたいこと等もお待ちしています。
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*次回の発行日は未定です。「月刊」というタイトルに意味はありません。
(C) UMEZAWA Hiroshi



2000年11月15日号

仕事でおつきあい頂いているみなさま、いつもお世話さまです。
仲間と友だちのみなさん、こんにちは。
思い立ったら吉日発行の「月刊ウメザワ」です。
木々の落ち葉が路に彩りを添えるこのごろ。すっかり晩秋です。
ガスストーブにまず火を入れるのが、日課となりました。


●「差し上げます−−板」その後のその後
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 ここに引っ越してきてからの懸案事項であった「板」の処分問題が、片付き
ました。
 もらわれていった先は児童館。幼児とその親、小・中学生に遊び場を提供し
たり、自由参加のイベントを催す公共の施設です。そこに勤める友人が、前回
の「月刊ウメザワ」を見て責任者に話したところ、喜んで「ぜひ、もらってき
てください!」とのこと。それで先日、その友人がワンボックスカーを運転し
てやってきて、畳大の板4枚を運んでいきました。
 捨てる神あれば拾う神あり。渡りに船。適材適所。こちらでは持て余してい
た巨大板でも、喜んで引き取ってくれるところはあるんですね。
 それにしても、あの板、どんなふうに使われるのだろう。児童館勤務のNく
ん、こんど教えてちょうだいね。


●娘を叱って考えた
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ぼくの靴がかなり痛んできたので、新しいのを買いたいと細君と話していた
ときのこと。娘(5歳)も調子にのって「靴を買って」と言い出しました。
 彼女の運動靴はこの夏に買ったばかり。以前から履いているのとあわせて2
足あります。「靴が小さくなったら」と言うと、2足のうちの古いほうを指さ
して、「これ、少しだけ小ちゃくなった」と言うのです。
 この一言で、頭に血が上りました。だって、ついさっきまで1日外出してい
て、その間ずっとその靴を履いていたのです。もちろん小さいともキツイとも
言うことなく。
 カッときたぼくは、「さっきまで何も言わずに履いていただろ、それとも窮
屈なのに我慢して黙っていたのか!」と叱ってやりました。

 その後、頭が冷めたところで考えました。
 「靴が小さくなった」といえば、ぼくら親にとっては「足指が窮屈、痛い」
という意味です。でも、娘が同じことを考えているかといえば、どうでしょう
か。仮に、買ったばかりのときは少しゆるくて、今はちょうどいい大きさに
なっていたとしたら、「前より小さくなった」という表現で嘘はありません。
 彼女がそういうニュアンスで言ったかどうかはわかりませんが(新しい靴が
欲しいが為につい言ってしまっただけでしょう、たぶん)、「小さい」という
言葉の意味を異なって理解しているかもしれない以上、一方的に叱るのはフェ
アじゃありません。ぼくがどういうことを言いたかったのか、まずそれを説明
してやらないといけないですね。
 ということで、また娘に言いました。子どもの足はすぐに大きくなること、
足が大きくなると指先が窮屈で痛くなること、そうなったら靴を買い換えるよ
りほかにないこと、など。彼女はそれで納得(観念?)したようで、しばらく
履き続けることで同意しました。

 使う言葉は同じでも、相手やシチュエーションによって、違う意味に捉えら
れたり、異なる解釈をされることはしばしばあります。
 文字や言葉を扱う仕事をする者として、そういうズレがあるのを忘れるな、
またズレを埋める努力を怠るな、と反省させられた出来事でした。



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《今回はネタ切れにつきお休み》


代わりに、久々にやります

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        |◆|読|者|ア|ン|ケ|ー|ト|◆|
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 今回は、前々から聞いてみたかったことについて教えてください。
 テーマは「電子メール」です。

 いまや携帯電話ともメールをやりとりする時代。こんな無意味な(!?)メー
ルマガジンを作って送るのも簡単。仕事で必要なファイルをメールでやりとり
するのも日常のことです。
 その意味ではとても便利で重宝な手段ですが、でも一方で、学生は授業中に
携帯メールを打って“おしゃべり”しているというし、電車の中や街角で携帯
電話のディスプレイを眺めているのを目にすると、メールに縛られているよう
で「なんだかなぁ」という気もします。画面に映る文字からは相手の気持ちが
読みとれないで、誤解や感情のすれ違いが生じることもままあるし。
 とはいえ、それもこれも電子メールという新しいメディアが、ルールやマ
ナーを確立する間もなく急速に普及したため、一時的に混乱や偏見が生じてい
るだけかもしれません。電話にしたって、かつては「電話で失礼」と言ってい
たのに、今は「失礼のないように電話をかける」ようになっています。そうい
う変化が、メールでもいずれ起こってくるのでしょう。
 と、堅苦しい話はさておいて、あなたは電子メールをどのように使い、どん
な感想を持っていますか。使っていて思うこと、こんな使い方をしてます、こ
ういうメールをもらうと嬉しい、といったいろいろを、教えてください。期限
は設けませんが、おおむね11月中によろしく。

★★アンケートをお寄せいただいた方に、プレゼント!★★

 ・ナムコワンダーエッグ3(二子玉川)ペア特別招待券  先着1名様
  (パスポート半額または入園無料。2000年12月25日まで有効)
 ・特製ミニ絵本「いずみのほん」            先着3名様
 ・新世紀初の年賀メールをお送りします         希望者全員

  ※ご希望の賞品(どれも要らない?)を回答に添えてください。
  ※回答は、次回の「月刊ウメザワ」(発行日未定)で匿名で引用させてい
   ただく場合があります。無断で他に転用することはありません。


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「職場にこんなの送るな」「今後はいらない」と思われた方は、お手数です
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