イルカ好きのためのサークル イルカネットの会報より抜粋
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海にまつわるエピソードコラム

このコーナーでは、イルカネットの体育会系スタッフのトモが「海」にまつわるエピソードを楽しく語っています。海に関してはプロ級の彼女の体験に耳をかたむけてね。

●みんなの海は?
 海に潜っていると、広くて深くて……すべてを包み込んでしまうところだと思うことがあります。私の中で海というものはいつの間にか生活の一部、もしかすると体の一部(?)になってしまったような感じです。しばらく忙しくて海を見ていない日々が続くと、無性に海に行きたくなります。潜らなくてもただ、あの波音を聞いているだけでもホッとするんです。
みなさんは海との出会いを覚えていますか?
 私は幸か不幸か海の近くで育ったので、物心ついた時にはもう海で遊んだ思い出があります。海で遊ぶだけでなく、海の生き物の図鑑が大好きでよく眺めていました。その中で一番興味を持ったのがなぜかハンマーヘッド……。これはシュモクザメという鮫で、頭がその名の通りトンカチのような形をしています。それがどうしても不思議で不思議でしょうがなかたんです、いつか見てみたいな。そんな気持ちがその後の大きなポイントになったんです。
 大学時代、潜水部にいた友だちがスキューバダイビングで上級者になればハンマーヘッドに会うことができるよとポロッと話してくれました。その一言が、小さい頃の思いをかきたてて、気がつくとスキューバを始めていたという訳です。それが海との真剣なおつき合い(!)の始まりでした。

●じゃ、イルカは?
 はっきりと覚えているイルカとの出会いは小学5年生のとき。仲良し友だちのお父さんが近くの水族館でイルカの飼育係をしていました。そのおかげで友だちと2人で水族館に遊びに行ったときにイルカに触らせてもらったんです その頃はイルカの肌は冷たいと思っていたから、触って見ると温かくて自分と同じ生き物だということにとてもビックリしたんです。そのときとても感動したのか、記念に買ったキーホルダーはあれから◯十年たっても大切に持っています。
 そして、しばらくしてダイビングをしながら海のことをだんだん勉強して、いろんな生き物に会っていくうちに、「野生のイルカと泳いでみたい……」そんな気持ちが出てきました。ハワイで初めて野生のイルカたちと遊んでから、御蔵島、小笠原etcたくさんのイルカたちと出会うことができました。海の青の中でイルカたと遊んでいる 時間はとてもステキで、すっかりハマってしまいました。
 けれど、私はイルカだけではなく海に住む他の生き物も大好きです。みんなみんな同じ地球という星の中で生きる生き物同士だと考えています。同じ生き物同士だからこそ、仲良しでいることもあれば、食うか食われるかの時もある……、そんな関係だと思っています。

これらの記事は1997年〜1998年に発行されたイルカネット会報誌の
記事を編纂したものです。電話番号や住所、水族館の営業情報など
は当時のものです。ご注意ください。

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