お題　水族館のイルカは「かわいそう」か

　私はイルカ大好きです。イルカ関係の本を読むのも大好きだし、イルカグッズを集めるのも大好き。イルカに逢いたいし、触りたいし、乗ってみたいし、飼ってみたいよ（ウソウソ）。でも、なんとなく、なんとなく、イルカショーだけは反対かな……。
　なんでわざわざショーをするんだろうって思う。イルカは頭がいいから、賢いからみんなにそれを知ってもらうため？　私はそんなに多くの水族館に行ったことがないからわからないけど、イルカショーでイルカについて、生態や特徴、飼育方法等をきちんと説明してくれるところがあるのだろうか。どうしてイルカやアシカやシャチだけにショーをさせるんだろう。ショーはやっぱり見世物で、客を呼ぶ手段になってるんじゃないかと思ってしまう。確かに、訓練されたイルカのショーは素晴しいと思う。でもショーをしなくても、泳いでいるイルカを見るだけでも、みんなイルカの魅力は感じられると思う。私は泳いでいるのを見るだけで、もう、とーーーーっても幸せな気分になるよ。ずっとずっと見ていても飽きないな。野性のイルカとかもジャンプしたりするけど、でも水族館のイルカとはあきらかに違うよね。野性のイルカは広くて大きな海を自由自在にビュンビュン泳げるし、ジャンプすれば水平線も見ることができちゃうけど、水族館のイルカは水槽も狭いし、１日に何回もショーをやって、365日毎日毎日ショーだけしてたらストレスたまっちゃうよ。それは、やっぱりかわいそうだと思ってしまうのは私だけ？


ジャック・マイヨールはインタビューで、水族館のイルカは解放すべきだって言っていました。飼育されているイルカは、イルカのもつ能力の10％も使っていない、イルカの亡霊みたいなものだと。ぬけがらってことですかね。


はっきり言ってイルカショーはあまり好きじゃないです。イルカが自然に泳いでいるのを見ている方がずっと好き。八景島シーパラダイスには、アザラシとイルカがいるプールがあって、上から見ることができます。時間によってエサもあげられるし、なによりイルカ同士がじゃれて遊んでいるところが見られて、何時間いても飽きません。


う〜ん難しいよね。たしかにかわいそうだとは思うよ。イルカだけでなく猿だって同じだと思う。やっぱり老いていくイルカはかわいそうだよね。以前、老いたイルカを飼いませんか？　なんて新聞に載っていたけどふざけた話です。
たしか、ハワイかオーストラリアだったと思うんだけど、人とイルカが触れ合える施設があるんですよね。心の病とか自閉症とかの病気をイルカは一緒に触れ合うことによって治すことが出来るそうです。それはイルカのショーを見ている子供達をみればわかると思う。自分も小学生の時の遠足で江ノ島水族館で初めて見たイルカのショーは凄く感動と共に興奮したものです。でも、イルカにはいつまでものびのびしてほしいと思う。
たぶんかわいそうといってる人達は、ショーをやるすべての動物が、ショーにむけて特訓を受けたり、狭い場所に閉じ込めたりしていると思うからじゃないかな。
やっぱり海なら海の大自然、陸なら陸の大自然で生きればいいのに…って思うのかもしれないね。
まあ、難しいネ！


水族館はスキ。
でも、悲しくなる。かわいそう。イルカだけじゃなくてね。簡単に目にすることのできる場所だから仕方がないという思いもあるけれど、動物（イルカ）にとってそれでいいのかなって思うと複雑すぎる。色々考えてみると……。あーーー、ダメ。頭が痛くなってきそうです。もう少し考えたいと思います。


水族館のイルカは幸福なのか？難しい問題だ。例えて言うなら競馬場のサラブレッドのような存在かな。ただ、速く走ることを求められる競走馬には、ある種の哀しさを感じる。人間の欲望のために……。願わくば、イルカたちが、みんなの拍手や笑顔を喜んでいてくれたらいいんだけど。ショーを引退したイルカたちが安心して暮らせるようにできたらいいね！