イルカ好きのためのサークル イルカネットの会報より抜粋
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イルカの夏休み!?

(メンバー:H.Oさん寄稿)

 今年の夏、神戸での震災ボランティア(民生委員)の帰り、名古屋へ立ち寄り、ヨットクラブの仲間と三河港に浮かぶ『日間賀島(ひまかじま)』へと足を延ばしました。日間賀島へは、ちょうど1年ぶりで、夏から秋にかけて、島はタコ漁真っ盛! 周囲わずか10キロ足らずとはいえ、小さな漁港と白い砂浜には、釣りの太公望と家族連れの海水浴客で溢れんばかりでした。その海水浴場の隣りには、枠で囲んだだけのイルカ専用の天然プールが設けられており、毎年夏の一時期、約2週間程、対岸にある南知多ビーチランドのイルカたちがこぞって束の間の夏休みを過ごしにやってくるのです。もちろん彼らは、放し飼いでとっても嬉しそうな表情。ある心理学者の話によると、イルカ(特に水族館やアミューズメントパーク等で調教されているイルカ)も、我々人間同様、ストレス発散&リフレッシュのための休養が必要だとか…! 理想では20日間以上休養を取らないと本当の意味でのリラクゼーションやテラピー効果は出ないそうです。でも、ここのイルカたちは夏休み中とはいえ、とってもフレンドリーで、時折海水浴の子供達に近づいて触れ合ったりして、のびのびしている様子でした。でも、イルカ君たちも僕ら同様、本当は夏休みが待ち遠しかったんだなあ!? と、つくづくそう思えた貴重な1日でした。

《日間賀島へのアクセス》
名古屋から名鉄や車で知多半島を南下すると河和から高速船、近くの港からはカーフェリーの便もある。また渥美半島の伊良湖からも船便がある。日間賀島観光協会(0569-68-2388)。

これらの記事は1997年〜1998年に発行されたイルカネット会報誌の
記事を編纂したものです。電話番号や住所、水族館の営業情報など
は当時のものです。ご注意ください。

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