費用を抑えることは、業者に依頼する部分を減らして、自身でおこなう部分を増やす、ということです。「自分史を1部つくる」ケースは、大半を自身でおこなうもので、出費は紙や文房具の実費程度です。
手づくりの本には、大量生産の本にはない手づくりの味わいがあります。多少文字が傾いていたり、のりがはみ出していても、自分で仕上げたという達成感は代え難いものです。またそれほどまでに注いだ情熱は、手にする人に伝わるものです。
パソコン全盛のこの時代に、手書き文字にこだわったミニコミを発行する人もいます。手間はかかるでしょうが、手書き文字を通して制作者の人柄がまるごと伝わってきます。印刷や製本にお金をかけないと本がつくれないわけではありません。予算と仕上がりの兼ね合いを考えて、あなたらしい本づくりをお考えください。 |