「自分史をつくりたい」と思う人が増えています。
ミニコミの発行を目指す人も増えています。
そのための解説本や雑誌の特集記事、ホームページもかなりあります。
ただ、制作費の内訳や、印刷工程などを解説しているものは、あまりみかけません。
これらの知識がなければ、印刷所から提示された金額が妥当かどうかの判断ができないというのに。

また、個人でホームページをつくり公開している人が増えています。
メールマガジンなどの方法で情報発信をする人も増えています。
ただ私は、それらの情報をネット上だけにとどめるのは惜しいと思っています。
世間には、パソコンが使えない人はたくさんいます。そうした人たちにも見せられるように、また自己紹介の際に名刺代わりに渡せるように、紙にプリントしたもの、製本をしたものも、同時に用意しておくと、より多くの方に向けて情報発信ができるのではないでしょうか。

このような観点から、このホームページをまとめてみました。
したがって中心となるのは、
・個人が「本」をつくる目的とその考え方、利点
・制作費と印刷方法との関係、費用を抑えるためのポイント
の2点です。
文章作法やパソコンの使い方、編集の技法などテクニックに関することは、ここでは省きました。

これまで、編集や印刷に関わる仕事に十数年携わってきた経験と、趣味の範囲で仲間とともにミニコミ投稿誌を10年以上にわたり発行してきた経験が、あなたの本づくりのお役に立てれば幸いです。

2001年9月
うめざわひろし

Special Thanks:
このホームページをつくってくれたchuさん、執筆協力とアドバイスをいただいたfutabaさん、感謝いたします。


※各ページで「本」と表現した部分は、いわゆる本の形態をしたものだけでなく、ミニコミや会報、パソコンのプリントなど簡単な印刷物も含みます。

※「予算はたくさんあるから、立派な自分史をつくりたい」とお考えの方は、別のホームページをご覧になることをおすすめします。私の考えは、「限られた予算でも工夫をすればいい本がつくれる」ことを前提としています。

※必要なページを拾い読みするだけでもご理解いただけるようにつくりました。そのため、全体を通してみると重複して記載してある内容もあります。ご了承ください。